圖庫( 1 張) | |
名字 | 八尺様 |
原名 | 八尺様 |
配音 | 秋本ねりね |
性别 | 女 |
登場作品 | 《八尺八話快樂巡り(はちしゃくはちわけらくめぐり)~異形怪奇譚~》 |
今から十年以上も前、語り手がまだ高校生だった頃の春休み。
一人で祖父母の家に遊びに來ていた語り手が広縁で寛いでいると、どこからともなく奇妙な音が聞こえてきた。
「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」
そして、目の前の2メートルはある庭の生垣の上を、帽子が動いていた。
なんだと思って帽子を目で追っていると、生垣の切れ目から白いワンピースの大女が歩いている姿が見えた。
帽子はその大女が被っていたのだ。
大女はそのままどこかに消えてしまい、気がつくと奇妙な音も聞こえなくなっていた。
なんか変な人がいるな程度に軽く考えていた語り手だったが、祖父母にその出來事を話した途端、二人の態度が急変。
じいちゃんはどこかに電話をかけ、大慌てで飛び出していった。
殘されたばあちゃんに話を聞くと、さっきの大女は、「八尺様」と呼ばれる、魅入った人間を取り殺してしまう化け物だという。
そして、八尺様から逃げる準備が整うまで、お札と盛り塩に護られた部屋で一晩を過ごすことになったのだが……。
八尺様とは、ある村に封印されていた、正體不明の女の姿をした怪異である。
気に入った男に付き纏い、魅入った人間を數日のうちに取り殺してしまうという。
成人前の若い男性、特に子供が狙われやすいとされ、相手を誘い出すために身內の聲を出すこともある。
出現頻度はそれほど多い方ではなく、被害は數年から十數年に一度だと伝わっている。
男のような聲で「ぽぽぽ」という不気味な笑い方をする。また、ターゲットに近しい人間の聲を真似て油斷を誘ったり、窓を叩いて恐怖心を煽るといった手口を使う事も。
上記のように本來は男を襲う怪異なのだが、作品によっては女性を襲う事もある。(「2ちゃんねるの呪い」)
読みは文中では明言されていないが、「名前の通り八尺ほどの背丈があり」という文脈すれば「はっしゃくさま」であり、この読み方が主流のようである(三種の神器で有名な「八尺瓊勾玉」から「やさかさま」と読まれている例もしばしばあるが、原文にはそのような記述は無い)。
見る人によって異なり、若い女の姿をしていることもあれば、中年女性や老婆の姿をしていることもある。服裝もその時によってバラバラである。
しかし、八尺(約2m40cm)はある身長と、頭に何かを載せている部分はどんな姿の時も共通している。
話の中では白いワンピースを着て帽子を被った若い女性の姿で登場した。
山女の伝承には身長が八尺というものや人に接觸を図るものがあり(參照)、話のルーツを見いだす者もいる。
盛り塩とお札で厳重に封をされた部屋には(少なくとも一晩は)入ることができない。
また、道に設置された地蔵によって特定の地區に閉じ込められているため、そこから脱出すれば追いかけてくることはないとされる。ただし、その地蔵が壊される事があれば、彼女は自由の身になってしまうとも。
八尺八話快樂巡り(はちしゃくはちわけらくめぐり)~異形怪奇譚~ | ピンクパイナップル Pink Pineapple 巨乳 痴女 ○亂 ファンタジー SF | 2016年11月25日 2017年12月22日 | — |