櫻井恵梨香

私立上小嵐學園二年一組に在籍している地味で控え目で物靜かで、まじめな少女。クラスの女子とは馬が合わないのか、いつも靜かに本を読んでいる。全校生徒が強制的に參加させられる各種委員會活動では、もちろん図書委員を選択。當番日には、図書室の受付にひっそりと座っている。誰と誰が付き合っているとか、どんな音楽が流行りだとか、どんな服が欲しいだとか--そんな話題を毎日飽きもせず繰り返しているクラスの女子カーストから外れた位置にいるような、そんな女の子。でも、時々自分にだけ見せてくれるはにかんだ笑顔は、とびきり可愛い。口元に手を當てて、クスクスとこぼすたびに揺れる左右のおさげ發が、とても愛らしい。話しかければ応えてくれるし、別に愛想が悪いわけじゃない。ひとたび向き合ってみれば分かる、皆に合わせるのが苦手なだけで、とても良い子だ。なんて言うのは、あなたのただの思い込み。恵梨香は実際にはクラスの誰よりも大人な生活を送っている。學園では嫌われものの體育教師や用務員をセフレにし、獨り暮らしの部屋にはしょっちゅう行きずりの男を連れ込んでいる。まだセックスを知らない少年に、牝肉の味を教え込むなんてのはしょっちゅうだ。「ごめんねぇ わたし、とにかく好きなのせっくす悪びれずに言う恵梨香が今日はどんなセックスをするのか。どんなセックスを見せつけてくるのか。抱く男によって見せる顔を変える彼女を、あなたは今日もレンズ越しに捉える。